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宣伝部に配属された一年は、鶴牧にとって新鮮な感動の連続だった。折しも社会貢献にいっそう力を注ぐ遠鉄百貨店では、新しい試みを重ねていた。『紳士服・婦人コートのリサイクル』では思わぬ感謝の言葉を耳にした。「亡くなった主人の服を、次に生かせて嬉しい」。環境保護だけでなく、思い出が生まれ変わるお手伝いもできることが発見だった。小学生対象の『百貨店の裏側を見てみよう!探検隊』では予想をはるかに越える応募があった上に、夏休みの自由研究で体験を新聞にしてくれた小学生もいた。貢献のつもりが、お客様のまごころを逆にいただいている。鶴牧はいま、大切な箱と向き合っている。『e100ボイス』はお客様の声をお聞きする目安箱のようなもの。喜んでいただくための企画のヒントがたくさん詰まっている、心と心の交差点なのだ。
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