環境にやさしい選択を提案、期間限定ショップ開催
2025.05.31
環境
環境や社会課題への意識が高まる中、遠鉄百貨店では、持続可能なものづくりに取り組むブランドを期間限定ショップとして展開しました。
環境:化学薬品不使用、廃棄物削減
環境への配慮や生産工程への工夫が込められた商品を通じて、お客様に新たな選択肢をご提案することを目的としたこの取り組み。今回は、2つのブランドをご紹介します。
オーガニックな加工技術による、新しいデニムのかたち
1つ目は、〈アンエンバイロメント(an.Environment)〉による期間限定ショップです。
同ブランドを手がける企業は、これまでデニム専門のOEM事業として、アジア各地のデニム工場における技術指導や生産管理を担ってきました。そうした現場で直面したのは、より安価で効率的な生産を求めるあまり、強力な化学薬品を用いた洗い加工が常態化しているという現実です。
「この方法で作られた商品を着る人や、現場で働く人の健康は本当に守られているのか?」という問題意識から、同社は5年の歳月をかけて化学薬品を一切使わない洗い加工「オーガニックウォッシュ」を開発しました。
柔軟剤や漂白剤といった一般的な化学処理を使わずに洗いをかけることで、素材本来の風合いを最大限に引き出しながら、環境への負荷も軽減。an.Environmentは、この加工技術を用いた製品を通じて、持続可能な衣料づくりの在り方を提案しています。
自然な着心地とともに、背景にある価値を感じていただけるラインナップが店頭に並びました。
廃材を彩りに変える、テキスタイルフラワーの提案
2つ目は、〈Lovéco(ロヴェコ)〉による「SPRING TEXTILE FLOWER MARKET」です。
この取り組みでは、洋服やインテリア製品の製造時に発生する裁断後の残布を活用。通常であれば廃棄されてしまう生地に新たな価値を見出し、花のかたちへと生まれ変わらせています。
完成したテキスタイルフラワーは、色彩豊かで素材の風合いが感じられるインテリアアイテムとして、在宅時間を彩る存在に。また、ギフトとしても人気があり、「捨てない」「活かす」というサステナブルな考え方を日常に取り入れるきっかけとして注目されています。
不要になった素材も使い方次第で価値が生まれる――モノを大切にする視点を改めて思い出させてくれます。
これからの暮らしに、持続可能な選択を
遠鉄百貨店では今後も持続可能なものづくりや、環境・社会に配慮した取り組みを行うブランドや企業との協力を通じて、お客様の暮らしに新しい選択肢をお届けしてまいります。
商品そのものの魅力に加え、その背景にある考え方や工夫にもぜひ注目してみてください。







